2024年、平成6年、4月8日 (旧暦2月30日)
七十二候【玄鳥至 つばめきたる。旧読げんちょういたる。】
本日は私の趣味、歴史について書き留めておきます。
私は歴史学者でもないし、すごく歴史にくわしい訳でもありませんが、歴史は
学生時代から大好きでした。ので、書き留めます。
前々から歴史で「こうなのでは」と思うことをブログにしたためようと思っていました。
同感だと思う方、違うのではと思う方、ぜひ御返信ください。
私も勉強できますので、
では、今日の本題、「邪馬台」は「LYAMRADW」だったです。
なんじゃそれ、と思われるでしょうね。
実は古代日本の歴史好きな人々を、長々と迷わせている邪馬台国の古代中国語の
邪馬台の発音なんです。
現在の中国語(普通話、日本語でいう共通語)で、
「邪馬台」は「xie2かxia2、ma3、tai2」又は「xie↗かxia↗、ma↺、tai↗」で、「シェ↗かシャ↗、マ↺、タhイ↗」と発音します。
何と発音するか解らない方もいらっしゃるでしょう。
中国語を勉強したことがある方は、xie2とxie↗で解ると思います。
なので退屈でしょうが、勉強したことがある方は、ここはひとつ一緒にお付き合い宜しくお願いします。
では中国語を勉強したことが無い方に簡単にお伝えしますね。
では最初
①の「シェ↗又はシャ↗」は、↗の矢印のように上あがりに発音してね。という事です。
ローマ字の後にある↗矢印や2は(四声)と言って、その音を上あがりに発音するのか、下さがりに発音するのか等を表す物です。
xieの後の(↗又は2)の発音は、「シェ」を上あがりに言え、という事なので、
あくまで大袈裟ですが、
赤塚不二夫のイヤミが「シェー」と言う、あの言い方に似ています。
簡単ですね~。
↗のように中国語勉強が、上あがりの調子になり、やる気が出ましたね。
・私の年齢より上の方々は懐かしい漫画のキャラクターですよね。
では調子が、上あがりのまま、気分良く中国語を勉強しましょう。
次は
②の「マ↺」で、出だしは日本語の「ま」から始まり、そのまま気落ちしたように下げ、そしてまたもとの高さ近くまで戻します。
または、どちらかと言うと、下さがりのままの時もあるので、あまり高い声ではない「マ」と思ってください。
せっかく調子が上あがりから下がるんかい、となりますが、
上あがりばかりでは疲れますから一休みで落ち着きましょう。
・一休みと言うことで、
・関係ないけど、馬関連で、今頃ですが(かなり何年か前のドラマです)
・ツタヤで借りて見ている馬医、「마의」で「マゥイ」です。
・韓国語も現在の中国語と同じく「マ」と発音します。
・日本語の音読みは「め、ば、ま」です。
・話が大分それましたが、外国のドラマもブログで感想書きたいです。
はい!一休みが終わりました。
最後の
③の「タhイ↗」も四声はまたも上あがりの2番目ですが、
タの隣の(h)は何?
これは中国語は無気音と有気音の区別をします。
有気音は言葉を発した後、息を出すんです。
「タァ」ではなく、文字で書くと、「タh」が近いでしょうか?
「タ」と音を出して直ぐに、息も一緒に漏れるように出し、そして「イ」の時は最高に上あがりに発音していると言う感じです。
現在の中国語の勉強はここまでにして、
簡単に現在の日本語で書くと「シェ・マァ・タhイ」と読みます。
初めからそう書いてくれと言われそうですね。
自分でも簡単に書けばよかったと今思ってます。アハハ
・実は私も中国語はビギナー並みです。みません偉そうに教えて。
では、古代中国語では、「邪馬台」は何と発音されたかと言うと、
もちろん辞書で調べたのですが、
wiktionary英語版で「邪」「馬」「臺」を調べた結果なんです。
・日本語版から英語版にすぐ変更できますよ。
ではまず、
①の「邪」=「lya」です。
えっ、「リャ」と読むんじゃない?
実は、そうなんです。
ですが、「リャ」は、強く発音すると「ジャ」「ダャ」
弱く発音すると人によっては「ヤ」と聞こえます。
試してみてください。
また現在の日本語では「邪」の音読みは「ジャ」「シャ」「ゼ」が主流です。
しかし音読みの呉音では「ヤ」と発音します。
古代中国(ここでは2~3世紀)でも既に「ya」と言ってた可能性はあります。
音読みの呉音(5~6世紀に日本へ入った中国南部の漢字の発音)が
漢音(唐(7~10世紀)代の遣唐使より入った漢字の発音)より古いです。
現在の中国語、普通話(北方)は「シェかシァ」に、
客家語は「シャ」、呉語は「ジャ」(現在どちらも南方)に変化してます。
そこで、
1.西晋(3~4世紀)代は「邪」は「ヤ」と発音していたのか?
2.「邪」の文字を取り入れた5世紀ごろの日本人が「ヤ」と聞き違いしたままに今に至っているのか、
3.古代日本人から「やまと」と聞いた古代中国人の耳には、最初の「や」が「邪(リャ)」と聞こえたのか
4.その当時の中国は中華以外の国の名には、悪字をつけることが多く、どうかすると「や」にも聞こえる「邪」を最初につけたか?
「邪」だけでも推理して複雑にしてしまい申し訳ないです。
次に
②「馬」=「mra」です。
え?古代中国人は「馬」を「村mura」と発音していたのか?
実は、少し違うけど、そうなんです。
それは音は近いけど、「mura」と発音しません。
「ムのmu」ではなく「m」なんです。
「m」の後に「u」が来ないんです。
つまり「m」の後すぐに「ra」と発音します。
「m」は唇をムッと閉じます(マ行のムを発音する段階まで来てます)。
次に「u」ではなく、mの後にすぐに「ラ」と発音します。
ここで、「ラ」を強く発音したら「mラー」より、「bラー」又は「pラー」の発音に近くなります。
試してください。
「m」の後に直ぐ弱い「ra」が来ると、現在の中国語の「ma↺」に近い発音になります。
つまり現在の中国語の「馬」四声が3番目の「馬(ma↺)」に近い発音になります。
例えばこれが、 媽「ma1」の四声の1番目の甲高い「ma➡」だと、
「や↗まぁ➡」となり、外国の方が「ゃまぁだ(山田)さん」 とよく発音されますよね。
日本人には「山田さん」と理解はできますが、聞く音は違和感を感じ、外国の方だなぁと分ります。
しかし日本人が言う「やま」の「ま」は、そんなに強く発音しません。
なので、「馬」「mra」、弱く発音する「マ(馬)」の文字を付けたのだと思います。
邪馬台国を紹介する魏志倭人伝にも「倭国には馬がいない」と記しているにも関わらず、「馬」を付けたのは、その当時の中国語の「馬」=「mra」が日本語の「ま」に近かったのではないでしょうか。
同じことを繰り返しますが、「馬」は現在「ma↺」と四声でも3番目のゆっくり下さがりの発音で、強くない発音です。
さぁ、最後です。
③の「台(現在の漢字)」=「臺(旧漢字)」=「dw」です。
え?「ドゥ」なの?
そうです。
今では、日本語の音読みでも、現在の中国語に近い「ダイ(呉音)」か「タイ(漢音、呉音)」と発音します。
しかし古代の中国語では「dw」で、「ドゥ」が近い発音です。
ドウ思われますか?(おやじギャグですみません)
そう、「ヤマタイ」ではなく、「やまと」と発音していると思いませんか?
彼らの聞いた日本語を、その当時の中国の方がはっきり「ヤマト」と聞いてくれていたと思いませんか?
現在客家語でも「臺」は「thoi」「toi」「トィ」。
現在の閩北語(福建省)は「do」「ド」で「ト」に近いです。
私は「邪馬台国」は「やまたいこく」ではなく、「やまとこく」とした方がいいと思っております。
話はそれますが、現在の中国語で外国語の固有名詞などは漢字で当て字しますが、何となく発音が近ければ良いみたいな何かゆるいです。アハハ
youtubeで時々見ますが、面白いです(今の時代はPCで確認できるし、いいと思います。)
・日本人と韓国人と中国人と米国人の発音の違いが面白いです。
・米国人にとって日本語も結構おもしろい発音みたいです。
・ちなみに韓国在住の日本の漫画大好きな米国人とのことです。
・外国人の友達がたくさんいて羨ましいです。
そう思うと、よく昔の日本語の発音を古代中国人向けとは言え、正確に近く残してくださったと感謝感激です。
もちろん、日本人からしたら「lya・ma・dw」は正確な「やまと」の発音ではおりませんが、
陳寿はその当時の古代中国人向けに書いています。
「邪lya・馬mra・臺dw」が日本人から聞いた「やまと」に近い発音の当て字だったのだろうと思われます。
三国志を著作した西晋(265年-316年)の陳寿(233年-297年)様、ありがとうございました。
と同時に、
まぁ沢山の日本人が邪馬台国はどこだどこだと、こんなに悩ましてくださり(まぁ、楽しい悩みですが)イヤミでのありがとうではなくて、何と言うか、悩ましてくださりありがとうございました。
となるんでしょうか?!アハハ
そして未だに日本人は見つけられずにいます。
日本人の歴史好きな人たちの推理力を、こんなにも悩ました三国志の魏志倭人伝。すごい!
学もない私ですら、歴史好きのために、その推理を楽しんでる日本人の内の一人です。
*私の邪馬台国の考え
私は、最初は関西ではないかと思いました。
南ではなく、東の間違いだろうと思ったからです。
船でいったん南に行き、方向を東に四国の高知県の海沿いを行きながら関西へ行ったのではと思っていました。
しかし、この頃は九州説も強くなってますね。
それを聞いた優柔不断な私もグーグルアースを見ながら、
それなら佐賀県と福岡県のあの辺りが平野が大きいので、九州説もありかなぁと思う時もあります。
九州人なので、そう思うと、とてもとても嬉しいのですが、、、
そしてその場合は、やはり佐賀市から八女市までの広大な平野でしょう。
かつての福岡県の旧山門郡大和町(やまとぐん やまとまち)もその中にあります。
でもこの前の蛇行剣のニュースを見ると、やっぱり奈良県の関西だろうなぁ。
まさか私の地元の有名人が、島原と言っていましたが、
それならめっちゃ嬉しいのですが、
「ん~、やっぱりありえん」(平野が少ない)残念!
今では四国説、九州の田川説、沖縄県説、台湾を通り越してフィリピン説(魏志倭人伝の通りの距離ならありえる)などなど、
皆さま楽しく推理していらっしゃるようです。
いつかこの推理が解ける日がくるのでしょうか。(どうか来てほしい!!)
それにしても「邪馬台国」は「やまとこく」に訂正された方がいいのではと思っている私ですが、
奈良県の大和朝廷と勘違いされるから、そのまま「やまたいこく」がいいのか!?
皆さまはDw思われますか?